お通夜には何を持って行く?必要な持ち物を男女別に解説!
突然の訃報を聞いて、お通夜に参列することになったとき、何を持って行けばいいのか迷いますよね。
普段から準備しているものではないので、いざというときに慌ててしまうことも多いはずです。香典や数珠は思い浮かんでも、他に何が必要なのか意外と分からないものです。さらに男性と女性では持ち物が少し違ってきます。
ここでは、お通夜に参列するときに必要な持ち物を、基本アイテムから男女別の準備物まで詳しく紹介していきます。仕事帰りに参列する場合や、親族として参列する場合など、状況に応じた持ち物もまとめているので、参考にしてみてください。
お通夜に必ず持って行きたい基本の持ち物
お通夜に参列するとき、誰もが共通して持って行くべきものがあります。これらは最低限押さえておきたい基本の持ち物です。
1. 香典:故人へのお悔やみの気持ちを表すもの
香典は、お通夜で最も大切な持ち物といえます。故人やご遺族への弔意を示すものだからです。
金額は故人との関係性によって変わってきます。友人や知人なら5,000円、親戚なら10,000円程度が一般的です。会社関係の場合は、同僚と相談して金額を揃えることもあります。
新札は避けるのがマナーです。「不幸を予期していた」という印象を与えてしまうためです。もし新札しか手元にない場合は、一度折り目をつけてから包むといいでしょう。
表書きは「御霊前」が無難です。ただし浄土真宗の場合は「御仏前」を使います。宗派が分からないときは、御霊前を選んでおけば問題ありません。
2. 袱紗(ふくさ):香典を包んで持ち運ぶための布
袱紗は、香典袋をそのまま持ち歩かないためのものです。香典袋が折れたり汚れたりするのを防ぎます。
色は紫や黒、深緑などの落ち着いた色を選びます。紫は慶弔両用で使えるので、一つ持っておくと便利です。赤やピンクなどの明るい色は避けましょう。
包み方にも決まりがあります。お悔やみの場合は、右側が上になるように包みます。慶事とは逆になるので注意が必要です。
もし袱紗がない場合は、ハンカチでも代用できます。黒や紺など地味な色の無地ハンカチで包めば失礼にはなりません。ただし、できれば事前に袱紗を用意しておくのが理想的です。
3. 数珠:故人への敬意を示す大切なアイテム
数珠は、仏式のお通夜で欠かせない持ち物です。合掌するときに手にかけて使います。
宗派によって数珠の形が違いますが、略式の数珠なら宗派を問わず使えます。自分の宗派のものを持っていればそれを使い、なければ略式を用意すれば問題ありません。
色や素材は特に決まりはありません。ただし、あまりにも華美なものは避けた方がいいでしょう。シンプルなデザインのものが無難です。
数珠は他人と貸し借りしないのがマナーです。もし持っていない場合は、手を合わせるだけでも構いません。慌てて借りるよりは、心を込めて合掌する方が大切です。
4. ハンカチとティッシュ:涙を拭くときに使うもの
ハンカチは、お通夜では必需品です。涙を拭くだけでなく、手を拭くときにも使います。
色は白か黒が基本です。グレーや紺などの地味な色でも構いません。柄物や明るい色は避けましょう。レースや刺繍が入っているものも、できれば控えた方がいいです。
素材は綿や麻がおすすめです。タオル地のハンカチはカジュアルな印象を与えてしまうので、フォーマルな場には向きません。薄手のものを選ぶといいでしょう。
ティッシュも忘れずに持って行きます。ポケットティッシュを1つ2つ入れておくと安心です。涙が止まらないときや、鼻をかみたいときに役立ちます。
5. 財布:必要最低限のお金を入れて
財布も忘れずに持って行きましょう。帰りの交通費や、何か必要になったときのために必要です。
ただし、大きな財布や派手な財布は避けます。黒や茶色などのシンプルなものがいいでしょう。ブランドロゴが大きく入ったものも控えめにした方が無難です。
中身も最低限にしておきます。クレジットカードやポイントカードは必要ありません。現金と交通系ICカード、運転免許証くらいで十分です。
小銭入れだけ持って行くのも一つの方法です。コンパクトで荷物にならず、必要なお金だけ入れられます。バッグに入れてもかさばりません。
6. バッグ:荷物をコンパクトにまとめるために
バッグは、持ち物をまとめて持ち運ぶために必要です。お通夜では小さめのバッグを選びます。
色は黒が基本です。光沢のない布製のものが最適です。革製品でも構いませんが、型押しや金具が目立つものは避けましょう。
大きさは、財布や袱紗、ハンカチが入る程度で十分です。A4サイズのような大きなバッグは不要です。むしろ小ぶりなバッグの方がフォーマルな印象を与えます。
サブバッグを持つ場合も、黒の布製を選びます。紙袋やビニール袋は避けましょう。どうしても荷物が多い場合は、会場のクロークに預けることも検討してください。
男性がお通夜に持って行く持ち物リスト
男性の場合、服装に関わる小物を追加で持って行く必要があります。普段から揃えておくと、いざというときに慌てずに済みます。
1. 黒のネクタイ:仕事帰りの場合は替えを用意
黒のネクタイは、男性の喪服に欠かせないアイテムです。光沢のない無地のものを選びましょう。
仕事帰りに参列する場合は、替えのネクタイを持って行きます。会社では普通のネクタイをして、会場に向かう途中で付け替えるといいでしょう。コンビニでも購入できますが、できれば事前に用意しておくのが安心です。
ネクタイピンは外しておきます。フォーマルな場では装飾品を控えるのがマナーです。シンプルに黒ネクタイだけで十分です。
結び方は普段と同じで構いません。ただし、結び目が緩んでいないか、長さが適切かは確認しておきましょう。第一印象を左右する部分なので、きちんと整えておくことが大切です。
2. 黒の靴下:地味な色で揃える
靴下も黒で統一します。紺やグレーでも許容されることはありますが、黒が無難です。
柄やワンポイントは避けましょう。無地のシンプルなものを選びます。くるぶし丈のような短い靴下も控えた方がいいです。座ったときに肌が見えてしまうためです。
仕事帰りの場合は、替えの靴下を持って行くことをおすすめします。カバンに入れておけば、トイレなどで履き替えられます。コンビニでも購入できるので、急ぎの場合はそちらを利用してもいいでしょう。
靴下は意外と見られている部分です。座敷に上がる場合は特に目立ちます。細かい部分ですが、きちんと準備しておくと安心です。
3. セカンドバッグ:ポケットに入りきらない場合に
男性は女性と違ってバッグを持たないことも多いですが、お通夜では持った方がいい場合もあります。財布や数珠、袱紗を入れるためです。
セカンドバッグは、黒の革製か布製を選びます。あまり大きくないものがいいでしょう。クラッチバッグのような形が使いやすいです。
ポケットに全部入るなら、バッグを持たなくても構いません。ただし、ポケットがパンパンになっているのは見た目がよくありません。スマートに持ち物を管理するなら、小さなバッグがあると便利です。
ビジネスバッグしかない場合は、会場のクロークに預けます。葬儀場には荷物を預かってくれる場所があるので、受付で確認してみましょう。
4. ベルト:シンプルな黒を選ぶ
ベルトも服装の一部として大切です。黒の革製で、バックルがシンプルなものを選びます。
大きなバックルや装飾のあるものは避けましょう。金具は光らないものがいいです。銀色の小さなバックルが無難です。
茶色のベルトは避けます。黒のスーツに茶色のベルトは合いません。靴と同じ色で揃えるのが基本です。
普段使っているベルトが派手な場合は、お通夜用に一本用意しておくといいでしょう。フォーマルなベルトは冠婚葬祭で使えるので、持っておいて損はありません。
女性がお通夜に持って行く持ち物リスト
女性の持ち物は、男性よりも細かい配慮が必要になります。服装に関わる小物や、万が一のための予備も準備しておくと安心です。
1. 黒のストッキング:予備も用意しておくと安心
黒のストッキングは、女性の喪服に欠かせません。肌色のストッキングは避けて、必ず黒を選びます。
厚さは30デニール前後が適切です。あまり薄すぎると透けてしまい、厚すぎるとカジュアルな印象になります。ちょうどいい厚さのものを選びましょう。
柄やラメ入りは避けます。無地のシンプルなものが基本です。網タイツのようなものも当然NGです。
予備のストッキングを持って行くことをおすすめします。伝線してしまうことは珍しくありません。バッグに1つ入れておけば、もしものときも慌てずに済みます。コンビニでも購入できますが、会場の近くにあるとは限りません。
2. 小さめのハンドバッグ:光沢のない黒の布製がベスト
女性のバッグは、小ぶりなハンドバッグが適しています。A4サイズのような大きなバッグは避けましょう。
素材は布製が最適です。光沢のない、マットな質感のものを選びます。革製品でも構いませんが、エナメルやクロコダイル柄のような派手なものは控えます。
金具は目立たないものがいいです。ファスナーやマグネットなど、最小限の金具で留められるデザインを選びましょう。チェーンストラップや大きな金具は避けます。
ブランドロゴが大きく入ったバッグも控えた方が無難です。さりげないロゴなら許容されますが、目立つものは避けましょう。シンプルなデザインが一番です。
3. 黒のパンプス:つや感の少ないシンプルなもの
靴は黒のパンプスが基本です。ヒールは3〜5センチ程度の低めのものを選びます。
エナメルのような光沢のある素材は避けましょう。マットな革か布製のものが適しています。ストラップ付きでも構いませんが、サンダルやミュールはNGです。
飾りのないシンプルなデザインを選びます。リボンやビジューがついているものは避けましょう。先が尖りすぎていない、ラウンドトゥやスクエアトゥがおすすめです。
ヒールが高すぎる靴も控えます。カツカツと音が鳴るような靴も避けた方がいいでしょう。静かに歩ける靴を選ぶことが大切です。
4. 替えのブラウス:宿泊する場合や汗をかいたとき用
親族として参列する場合や、遠方で宿泊が必要な場合は、替えのブラウスを持って行くと便利です。
白の無地ブラウスを1枚用意しておきます。同じものを続けて着るよりも、清潔感を保てます。夏場は特に汗をかくので、替えがあると安心です。
コンパクトに畳んでバッグに入れておきます。しわになりにくい素材を選ぶといいでしょう。もしくは、会場に到着してからハンガーにかけておけば、しわも伸びます。
下着の替えも忘れずに持って行きましょう。特に宿泊する場合は必須です。黒やベージュなど地味な色のものを選びます。
あると便利な持ち物
必須ではないけれど、持って行くと安心できるものもあります。状況に応じて準備しておくといいでしょう。
1. 傘:雨が降ったときのために
天気予報を確認して、雨の可能性があるなら傘を持って行きます。黒か紺などの地味な色を選びましょう。
ビニール傘でも構いませんが、できれば布製の傘がいいです。派手な色や柄物は避けます。晴雨兼用の傘でも問題ありません。
会場には傘立てが用意されています。入り口で傘を置いてから中に入りましょう。濡れた傘を持ったまま会場に入るのはマナー違反です。
雨の日は足元も汚れやすくなります。靴が濡れたときのために、ハンカチやタオルを多めに持って行くといいかもしれません。
2. 時計:華美でないシンプルなデザインを
時計は必須ではありませんが、時間を確認するためにあると便利です。ただし、派手なものは避けましょう。
文字盤は白か黒のシンプルなものを選びます。金や銀の装飾が目立つものは控えます。ベルトも黒や茶色、シルバーなど地味な色がいいでしょう。
デジタル時計でも構いませんが、音が鳴らないように設定しておきます。アラームやタイマーは必ずオフにしましょう。静かな会場で音が鳴ると、周りの迷惑になります。
スマートウォッチは賛否が分かれます。使うなら、画面を暗めに設定して、通知をオフにしておくことが大切です。できれば普通の時計を選んだ方が無難です。
3. 折り畳み傘:天気が不安定なときに
折り畳み傘は、バッグに入れておくと安心です。朝は晴れていても、帰りに雨が降ることもあります。
コンパクトなものを選びます。大きくて重い折り畳み傘は荷物になるので、軽量タイプがおすすめです。色は黒か紺などの地味な色を選びましょう。
ただし、バッグが小さい場合は無理に入れる必要はありません。荷物が多くなりすぎると、持ち運びが大変になります。天気予報を確認して、必要そうなら持って行く程度でいいでしょう。
会場の近くにコンビニがあれば、雨が降ってから購入することもできます。ただし、ビニール傘しかない場合もあるので、できれば事前に用意しておく方が安心です。
4. タオルハンカチ:夏場の汗拭き用として
夏のお通夜では、汗をかくこともあります。そんなときにタオルハンカチがあると便利です。
ただし、会場内では使わないようにしましょう。タオル地のハンカチはカジュアルな印象を与えるためです。あくまで移動中や会場の外で使うものと考えてください。
色は黒や紺、グレーなどの地味な色を選びます。白でも構いませんが、汚れが目立ちやすいので注意が必要です。柄物は避けましょう。
会場内では普通のハンカチを使います。タオルハンカチと普通のハンカチ、両方持って行くのがおすすめです。使い分けることで、マナーを守りながら快適に過ごせます。
親族としてお通夜に参列する場合の持ち物
親族として参列する場合は、一般の参列者とは少し違う準備が必要になります。お手伝いをすることもあるので、それに応じた持ち物を用意しておきましょう。
1. 風呂敷やマイバッグ:荷物が増えたときのために
親族として参列すると、お供え物や香典返しなど、荷物が増えることがあります。そんなときに風呂敷やマイバッグがあると便利です。
風呂敷は黒や紫などの地味な色を選びます。大判のものなら、かなりの荷物を包めます。使わないときはコンパクトに畳んでバッグに入れておけます。
マイバッグも黒や紺などの落ち着いた色がいいでしょう。エコバッグのようなカジュアルなものは避けます。布製のしっかりしたバッグを選びましょう。
紙袋やビニール袋は避けた方がいいです。どうしても必要なら、会場で用意してもらえることもあります。受付や親族控え室で確認してみましょう。
2. エプロン:台所の手伝いをするときに便利
親族として参列すると、お茶出しや食事の準備を手伝うこともあります。そんなときにエプロンがあると服が汚れません。
色は黒やグレー、紺などの地味な色を選びます。白のエプロンでも構いませんが、汚れが目立ちやすいので注意が必要です。柄物は避けましょう。
会場で用意されていることもありますが、持参した方が安心です。自分のエプロンなら、サイズも合っているので動きやすいです。
使い終わったら、汚れを落として持ち帰ります。会場に置いていかないように気をつけましょう。畳んでバッグに入れておけば、荷物にもなりません。
3. 着替え:宿泊する場合はインナーやシャツの替えを
遠方から参列する場合や、親族として泊まり込みになる場合は、着替えを持って行きます。下着や靴下、シャツの替えを用意しましょう。
喪服は1着で構いませんが、下着は日数分持って行きます。黒やベージュなど地味な色のものを選びます。派手な色や柄物は避けましょう。
パジャマや部屋着も必要です。黒やグレーなどの落ち着いた色がいいでしょう。あまりにもカジュアルなものは避けた方が無難です。
洗面用具も忘れずに持って行きます。歯ブラシや化粧品、タオルなど、宿泊先で必要になるものを一式用意しておきましょう。荷物が多くなる場合は、別のバッグに入れて持って行くといいです。
4. ブランケット:寒さ対策や正座のときに使える
葬儀場は冷房が効いていて寒いことがあります。そんなときにブランケットがあると体を冷やさずに済みます。
色は黒やグレー、紺などの地味な色を選びます。派手な柄や明るい色は避けましょう。薄手のものなら、バッグに入れてもかさばりません。
正座が長時間続くときにも使えます。膝の下に敷けば、痛みを和らげられます。足がしびれにくくなるので、長時間の正座が不安な人は持って行くといいでしょう。
ストールやショールでも代用できます。肩にかけたり、膝にかけたりして使えます。ただし、あまりにも派手なものは避けましょう。
受付係を頼まれたときに必要な持ち物
受付係を頼まれた場合は、一般の参列者とは違う持ち物が必要になります。事前に準備しておくと、当日スムーズに対応できます。
1. 貴重品袋:香典を管理するために
受付係は香典を預かります。そのため、貴重品を管理するための袋が必要です。
会場で用意されていることもありますが、念のため持って行くと安心です。封ができる袋やポーチを用意しておきましょう。黒や茶色などの地味な色がいいです。
香典は金額が大きくなることもあるので、厳重に管理します。受け取ったらすぐに袋に入れて、常に目の届く場所に置いておきます。
受付が終わったら、責任者に引き渡します。自分で持ち帰ることはありません。きちんと引き継ぎをして、受け渡しを確認しましょう。
2. 筆記用具:記録や確認が必要な場面で
受付では、参列者の名前を記録することがあります。そのため、筆記用具を持って行くと便利です。
ボールペンは黒を選びます。青や赤は避けましょう。シャープペンシルでも構いませんが、ボールペンの方が書きやすいです。
会場で用意されていることもありますが、自分の筆記用具があると安心です。書き慣れたペンの方が、スムーズに記録できます。
予備のペンも持って行くといいでしょう。インクが切れたり、落としてしまったりすることもあります。2〜3本あれば、どんな状況でも対応できます。
3. メモ帳:受付での伝言や連絡事項をメモする
受付では、参列者からの伝言を預かることもあります。そんなときにメモ帳があると便利です。
小さめのメモ帳を用意しておきます。ポケットに入るサイズがいいでしょう。色は黒や茶色など地味なものを選びます。
スマートフォンのメモ機能でも代用できます。ただし、葬儀の場でスマートフォンを操作するのは、あまり良い印象を与えません。できれば紙のメモ帳を使った方がいいでしょう。
メモした内容は、責任者に報告します。伝言は口頭だけでなく、メモで渡すと確実です。大切な連絡事項を忘れずに伝えられます。
仕事帰りにお通夜へ参列する場合の持ち物
仕事帰りに直接お通夜に向かう場合は、会社に持って行くものと、お通夜用の持ち物を両方準備する必要があります。朝から用意しておくと、慌てずに済みます。
1. 黒のネクタイ:会社で付け替えられるように
仕事中は普通のネクタイをして、お通夜の前に黒のネクタイに付け替えます。カバンに入れておけば、移動中に交換できます。
ネクタイはしわにならないように、ケースに入れておくといいでしょう。もしくは、丸めずに平らにしてカバンに入れます。コンビニでも購入できますが、品質が気になる人は事前に用意しておく方が安心です。
会社のトイレや駅のトイレで付け替えることもできます。鏡の前で結び直して、きちんと整えてから会場に向かいましょう。
仕事用のネクタイは、カバンにしまっておきます。会場に持って行っても構いませんが、できればロッカーなどに置いておく方がいいでしょう。
2. 替えのストッキング:女性は黒に履き替える
女性の場合、仕事中は肌色のストッキングを履いていることが多いです。お通夜では黒のストッキングに履き替える必要があります。
黒のストッキングをカバンに入れておきます。駅のトイレや会場のトイレで履き替えられます。予備も持って行くと、伝線したときも安心です。
靴も黒のパンプスに履き替えます。仕事用の靴とお通夜用の靴、両方持ち歩くのは大変ですが、マナーを守るためには必要です。会場のクロークに仕事用の靴を預けることもできます。
時間がない場合は、コンビニで黒のストッキングを購入することもできます。ただし、サイズや品質が合わないこともあるので、できれば事前に用意しておく方がいいでしょう。
3. 仕事用バッグの預け先:会社かクロークに置いておく
仕事用のバッグは、お通夜の会場には持って行きません。大きなバッグや派手なバッグは、フォーマルな場に合わないためです。
会社のロッカーに置いておけるなら、それが一番です。お通夜用の小さなバッグだけ持って出かけます。必要なものを小さなバッグに移し替えておきましょう。
会社に置いておけない場合は、会場のクロークに預けます。受付で荷物を預かってくれるので、お願いしてみましょう。ただし、貴重品は自分で持っておきます。
駅のコインロッカーを利用する方法もあります。会場の近くの駅に預けておけば、帰りに取りに行けます。荷物が多い場合は、この方法が便利です。
4. コンビニで買える小物:急ぎの場合はハンカチや靴下を
急な訃報で準備が間に合わない場合、コンビニで必要なものを揃えることもできます。ハンカチや靴下、ストッキングなどは大抵売っています。
ただし、コンビニで売っているものは選択肢が限られます。色や素材が理想的でない場合もあります。できれば事前に用意しておく方がいいでしょう。
数珠や袱紗は、コンビニでは手に入りにくいです。どうしても必要なら、葬儀用品を扱っているお店を探す必要があります。時間がない場合は、なくても参列できます。
急いでいても、最低限のマナーは守りましょう。派手な色や柄物は避けて、できるだけシンプルなものを選びます。間に合わせでも、気持ちが大切です。
お通夜での袱紗(ふくさ)の使い方
袱紗は持っているだけでなく、正しく使うことが大切です。包み方や渡し方にもマナーがあります。
1. 袱紗の色の選び方:紫や深緑、黒を選ぶ
袱紗の色には、慶事用と弔事用があります。お通夜では弔事用の色を選びます。
紫は慶弔両用で使えるので、一つ持っておくと便利です。どんな場面でも使えるので、迷ったら紫を選ぶといいでしょう。黒や深緑、グレーなども弔事用として使えます。
赤やピンク、オレンジなどの明るい色は慶事用です。お通夜では使えないので注意しましょう。水色や黄色も避けた方がいいです。
柄のない無地のものを選びます。刺繍や模様が入っているものは避けましょう。シンプルなデザインが、どんな場面でも使いやすいです。
2. 香典の包み方:左開きになるように包む
袱紗の包み方には、慶事と弔事で違いがあります。お通夜では左開きになるように包みます。
まず袱紗を広げて、中央より少し右寄りに香典袋を置きます。右側を折り、下、上の順に折ってから、最後に左側を折ります。この順番が大切です。
慶事の場合は右開きなので、逆の順番で折ります。間違えないように気をつけましょう。左開きは「不幸が左に流れる」という意味があります。
袱紗がない場合は、ハンカチでも代用できます。包み方は同じです。黒や紺など地味な色の無地ハンカチを使いましょう。
3. 香典の渡し方:受付で袱紗を開いて表書きを相手に向ける
受付で香典を渡すときにも、マナーがあります。袱紗から出して、表書きを相手に向けて渡します。
まず受付の前で袱紗を開きます。香典袋を取り出したら、袱紗を畳んで下に敷きます。その上に香典袋を置いて、両手で相手に差し出します。
このとき「この度はご愁傷さまでございます」と一言添えます。表書きが相手から読める向きにして渡すのがマナーです。
香典を渡したら、袱紗は自分のバッグにしまいます。受付に置いていかないように気をつけましょう。丁寧な動作を心がけると、好印象を与えられます。
お通夜での数珠の持ち方
数珠も正しく持つことで、故人への敬意を表せます。基本的な持ち方を覚えておきましょう。
1. 基本の持ち方:左手にかけて右手を添える
数珠は左手にかけるのが基本です。左手の親指と人差し指の間に数珠をかけて、右手を添えます。
両手で数珠を持つときは、両手の親指と人差し指の間に数珠をかけます。房は下に垂らしておきます。この形が一番丁寧な持ち方です。
宗派によって持ち方が少し違うこともあります。ただし、略式の数珠なら、基本の持ち方で問題ありません。細かいルールにこだわりすぎる必要はないでしょう。
数珠を持っていない場合は、手を合わせるだけでも構いません。大切なのは故人を偲ぶ気持ちです。形式にとらわれすぎず、心を込めて合掌しましょう。
2. 合掌するときの扱い方:親指と人差し指の間に挟む
合掌するときは、両手の親指と人差し指の間に数珠をかけます。手を合わせたときに、数珠が両手の間に来るようにします。
房は下に垂らしておきます。ぶらぶらと揺らさないように、静かに持ちましょう。音を立てないように気をつけることも大切です。
合掌が終わったら、左手に数珠を持ち替えます。右手は自由に使えるので、香典を渡したり、受付で記帳したりできます。
焼香のときも、数珠は左手に持ったままです。右手で焼香をして、合掌するときに両手にかけます。この流れを覚えておくと、スムーズに動けます。
3. 持ち歩くときの注意:バッグに入れるか左手に持つ
会場内を移動するときは、数珠を左手に持つか、バッグに入れておきます。ポケットに入れるのは避けた方がいいでしょう。
テーブルや椅子の上に置きっぱなしにしないように気をつけます。常に自分の手元に置いておくことが大切です。忘れてしまうと、焼香のときに困ります。
他人の数珠と取り違えないように注意しましょう。自分の数珠の特徴を覚えておくと、間違えにくいです。房の色や玉の大きさなどで見分けられます。
数珠は貸し借りしないのがマナーです。もし忘れてしまっても、他の人から借りることはしません。手を合わせるだけで十分です。
お通夜に持って行ってはいけないもの
持ち物には、お通夜に相応しくないものもあります。事前に確認して、避けるようにしましょう。
1. 派手な色やデザインの小物:カジュアルな印象を与えてしまう
明るい色の小物は、お通夜には合いません。赤やピンク、オレンジなどの華やかな色は避けましょう。
ハンカチやバッグ、財布など、目に見える小物は特に気をつけます。白か黒、グレーや紺などの地味な色を選ぶことが大切です。
キャラクターものも避けた方がいいでしょう。アニメやブランドのキャラクターが大きく描かれているものは、カジュアルな印象を与えます。
柄物も控えめにします。花柄やチェック柄、ドット柄などは避けましょう。無地のシンプルなデザインが一番無難です。
2. 光沢のあるアクセサリーや時計:目立つものは避ける
光る素材のアクセサリーは、お通夜では控えます。ダイヤモンドやラインストーンなど、キラキラしたものは避けましょう。
結婚指輪は外す必要はありません。ただし、婚約指輪のような大きな宝石がついているものは外した方がいいでしょう。ネックレスやイヤリングも基本的には外します。
つけてもいいのは真珠のアクセサリーです。白や黒の真珠なら、お通夜でも許されます。一連のネックレスやシンプルなイヤリングなら、品のある印象を与えられます。
時計もシンプルなものを選びます。金や銀の装飾が目立つものは避けましょう。文字盤が派手な色のものも控えた方がいいです。
3. ブランドロゴが大きく入ったバッグ:シンプルなものを選ぶ
ブランド品が悪いわけではありませんが、ロゴが大きく入っているものは避けた方がいいでしょう。目立ちすぎるためです。
さりげないロゴなら許容されます。内側にだけロゴがあるものや、控えめな刻印程度なら問題ありません。ただし、全面にロゴが入っているようなものは避けます。
カジュアルなブランドのバッグも控えます。スポーツブランドやストリートブランドのバッグは、お通夜には合いません。フォーマルなブランドのものを選びましょう。
どうしてもブランドバッグしかない場合は、会場のクロークに預けます。必要なものだけ小さなバッグに移し替えて、会場内に持って行くといいでしょう。
4. タオル地のハンカチ:見た目がカジュアルになるため
タオルハンカチは便利ですが、お通夜では避けた方がいいでしょう。カジュアルな印象を与えてしまうためです。
会場内では、綿や麻の薄手のハンカチを使います。白か黒の無地のものが適しています。レースや刺繍が入っているものも、できれば控えた方がいいです。
タオルハンカチは、移動中や会場の外で使う分には構いません。汗を拭いたり、手を拭いたりするのに便利です。ただし、会場内では出さないようにしましょう。
ハンカチは2枚持って行くのがおすすめです。タオルハンカチと普通のハンカチを使い分けることで、マナーを守りながら快適に過ごせます。
まとめ
お通夜の持ち物は、基本的なものから男女別のアイテム、状況に応じた準備物まで、意外と多岐にわたります。
香典や袱紗、数珠といった必須アイテムは、普段から用意しておくと安心です。いざというときに慌てずに済みます。男性は黒のネクタイと靴下、女性は黒のストッキングと予備を忘れずに準備しておきましょう。
仕事帰りに参列する場合や、親族として泊まり込みになる場合は、さらに別の持ち物が必要になります。事前にチェックリストを作っておくと、忘れ物を防げます。
大切なのは、故人を偲ぶ気持ちです。完璧な準備ができなくても、心を込めて参列すれば、その気持ちは伝わります。持ち物のマナーを守りつつ、故人との最後の時間を大切に過ごしてください。
