葬儀の知識

葬儀のハンカチは何色が正解?喪服に合う素材を解説!

終活のトリセツ

「葬儀にどんなハンカチを持っていけばいいのかな」そう迷ったことはありませんか?

いつも使っている柄物のハンカチでは失礼かもしれないし、かといってどんなものを選べばいいのかわからない。そんな不安を感じるのは当然のことです

実は葬儀用のハンカチにはきちんとしたマナーがあって、色や素材、デザインの選び方にはちょっとしたルールがあります。でも難しく考える必要はありません

ここでは葬儀にふさわしいハンカチの選び方を、わかりやすく紹介していきます。急な訃報で慌てないよう、基本的なマナーを知っておくと安心です

葬儀のハンカチは何色が正解?

葬儀に持っていくハンカチの色には、実は明確なルールがあります

喪服に合わせて黒色を選びたくなるかもしれませんが、本来のマナーでは白色が基本とされているのです。ただし最近では、黒色のハンカチも広く受け入れられるようになっています

色選びで迷わないよう、それぞれの色が持つ意味と使える場面を見ていきましょう

1. 白色が基本とされる理由

日本では昔から、神事や弔事を白装束で執り行う風習がありました

故人があの世へ旅立つときに身につけるのも白い装束です。この伝統から、葬儀に参列する際も白色のハンカチを持つことが正式なマナーとされています

白色には清浄で穢れのない意味が込められているのです。冠婚葬祭用に白いハンカチを一枚持っておけば、結婚式でも使えるので便利かもしれません

2. 黒色のハンカチも使える場面

最近では、喪服の色に合わせて黒色のハンカチを持つ人も増えています

実際、葬儀用として黒いハンカチが多く販売されていますし、マナー違反にはなりません。黒色のハンカチには実用的なメリットもあります

座ったときに膝の上に置いても、喪服と同化して目立ちにくいのです。葬儀や告別式といった正式な場でも、黒色のハンカチは問題なく使えます

3. 避けるべき色とは?

ピンク、赤、黄色といった明るい原色は、葬儀の場では絶対に避けるべきです

周囲の目を引いてしまうような派手な色のハンカチは、故人や遺族に対して失礼にあたります。ただし、袱紗に使われるような地味なグレーや淡い紫色、白に近い水色などは許容される場合もあるようです

それでも不安な場合は、白色か黒色を選んでおけば間違いありません

無地・レース・刺繍はどこまでOK?

ハンカチの色だけでなく、デザインにも気を配る必要があります

無地が基本とされていますが、最近では控えめな装飾なら許されるようになってきました。どこまでなら大丈夫なのか、具体的に見ていきましょう

1. 無地が基本だけど絶対ではない

葬儀用のハンカチは、無地を選ぶのが最も安心できる選択肢です

水玉やチェック、花柄といったカジュアルな印象を与える柄は避けるべきです。でも、必ずしも完全な無地でなければいけないというわけではありません

最近では、さまざまなブランドからブラックフォーマル向けのハンカチが販売されていて、上品なデザインのものも増えています

2. 控えめなレースなら問題ない

縁に控えめなレースがついているハンカチは、マナー違反にはなりません

特に女性向けのフォーマルハンカチには、上品なレースをあしらったものが多く見られます。ただし、あくまで「控えめ」であることが前提です

派手なレースや、目立ちすぎる装飾は避けた方が無難でしょう。同色に統一されていて、さりげないデザインのものを選ぶことが大切です

3. 同色の刺繍やワンポイントは許容範囲

ハンカチと同じ色のロゴ刺繍や、ワンポイントの刺繍が施されたものも使えます

同色に統一されていて目立たなければ、マナー違反とまではならないようです。ブランドのロゴが控えめに入っている程度なら、問題ないでしょう

ただし、華美な印象を与えないよう、あくまでシンプルなデザインを心がけることが大切です

4. NGな装飾とデザイン

ラメやラインストーンといった光る装飾は、絶対に避けるべきです

華やかに見えてしまう装飾は、葬儀の場にふさわしくありません。光沢のある素材や、キラキラした加工が施されているハンカチも同様です

少しでも不安に思うなら、装飾のない無地のハンカチを選ぶのが一番安心できます

素材選びで失敗しないためのポイント

ハンカチの素材選びも、実は重要なポイントです

見た目だけでなく、吸水性や触り心地も考慮する必要があります。葬儀にふさわしい素材と、避けるべき素材について詳しく見ていきましょう

1. 綿・麻・ポリエステルが適している理由

綿、麻、ポリエステルの3つは、葬儀用ハンカチに最適な素材です

これらの素材はフォーマルな場で失礼がなく、吸水性も高いので快適に使えます。特に綿素材は吸水性に優れていて、涙や汗を拭くシーンの多い葬儀には最適です

綿と麻はシワがつきやすいため、使う前には必ずアイロンをかけておくことをおすすめします

2. シルクやタオル生地は避けるべき?

シルク(絹)は光沢があるため、葬儀には不向きとされています

フォーマルな素材という意見もありますが、華美な印象を与えてしまう可能性があるのです。タオル生地もカジュアルなイメージが強く、基本的には避けた方が無難でしょう

ただし真夏の葬儀では、汗をかきやすいため吸水性の高いタオル地が必要になることもあります

3. 吸水性と見た目のバランスを考える

実用性と見た目のバランスを取ることが大切です

特に暑い時期の葬儀では、綿のハンカチとタオル地のハンカチを2枚持参するという方法もあります。タオル地は汗を拭くために使い、人前で使うときは綿のハンカチを使うのです

このように使い分けることで、マナーを守りながら快適に過ごせます

男性と女性でハンカチの選び方に違いはある?

基本的なマナーは男女で共通していますが、実際に販売されているハンカチには違いがあります

それぞれの特徴を知っておくと、選ぶときに迷わなくて済むでしょう

1. 基本マナーは男女共通

白色か黒色の無地で、綿・麻・ポリエステル素材を選ぶという基本は男女共通です

派手な色や光沢のある素材、華美な装飾を避けるという点も同じです。ハンカチの大きさも、一般的なサイズ(45cm程度)を選べば問題ありません

2. 男性はシンプルな無地が無難

男性向けに販売されているハンカチは、無地のシンプルなものが中心です

装飾のない、すっきりとしたデザインを選ぶのが一般的です。また、男性はカバンを持たずに手ぶらで参列することが多いため、スーツのポケットにハンカチを入れておきます

ポケットに入れやすい大きさのものを選ぶとよいでしょう。ジャケットの胸ポケットにハンカチを挿すポケットチーフのスタイルは、葬儀では避けるべきです

3. 女性は装飾付きでも許される範囲が広い

女性向けのハンカチは、デザインのバリエーションが豊富です

控えめなレースや刺繍をあしらったものでも、品のあるデザインなら問題ありません。女性はカバンを持つことが多いので、ハンカチはカバンの中かスーツのポケットにしまっておきます

ただし、ハンカチを使うときは手元が目立つため、ネイルにも注意が必要です。派手なネイルは落としておくか、葬儀用の黒い手袋で隠すという方法もあります

喪服に合うハンカチの持ち方・使い方

ハンカチをどのように持ち歩き、使うかという点にもマナーがあります

さりげない所作が、周囲への配慮につながります

1. バッグやポケットに入れておく

女性はカバンの中か、スーツのポケットにハンカチをしまっておきます

カバンに入れると上品な印象ですが、開け閉めのときに音が鳴る可能性があります。ポケットに入れておく方が、静かに取り出せるので安心かもしれません

男性はズボンのポケットにハンカチを入れて持ち歩くのが一般的です

2. 取り出しやすい位置に準備しておく

必要なときにすぐ取り出せるよう、アクセスしやすい場所に入れておくことが大切です

和装の場合は、袂(たもと)にハンカチを入れておくと使うときに便利です。ポケットティッシュを一緒に持つ場合は、袋から出してハンカチに包んでおくとよいでしょう

こうすることで、ティッシュを取り出すときにガサガサと音がするのを防げます

3. 使用後はさりげなくしまう

ハンカチは、涙を拭くなど必要なときだけ手に持つのが基本です

使い終わったら、速やかにバッグやポケットにしまいます。女性の場合、涙を拭くときは目をこすらず、溢れた涙をそっと吸い取るようにすると、アイメイクが崩れにくくなります

使わないときは手に持ったままにせず、きちんとしまっておくことがマナーです

葬儀用ハンカチはどこで買える?

いざ必要になったとき、どこで購入すればいいのでしょうか

急な訃報でも慌てないよう、購入できる場所を知っておくと安心です

1. 百貨店やフォーマルウエアコーナーが確実

喪服を販売しているスーツ店や、百貨店のフォーマルウエアコーナーで確実に購入できます

無地や控えめな刺繍のデザインのものが主流で、500円程度から手に入ります。靴下やネクタイ、袱紗などのフォーマル小物も一緒に揃えられるので便利です

喪服を購入する際に、ハンカチも一緒に準備しておくとよいでしょう

2. コンビニで買えるのはセブンイレブンのみ

コンビニエンスストアでも、葬儀で使える落ち着いた色のハンカチが買える場合があります

ただし、すべてのコンビニで取り扱っているわけではありません。店舗によっては置いていないこともあるので、注意が必要です

葬儀会場へ向かう途中で忘れたことに気づいたら、通り道のコンビニをチェックしてみるとよいかもしれません

3. 100均では葬儀用として使えるものは少ない

100円ショップでも葬儀用ハンカチが売っていることがありますが、注意が必要です

価格を抑えるために、ポリエステル素材を使用していることが多く、中には光沢感が強いものもあります。購入する際は、素材と見た目をよく確認してください

光沢のあるものは葬儀には不向きなので、避けた方が無難です

4. 通販でも購入できる

インターネット通販でも、葬儀用ハンカチを購入できます

白色と黒色の2枚セットや、刺繍やレースをあしらったデザインのものも販売されています。今すぐ必要ではないけれど、もしものときに備えて準備しておきたい場合に便利です

ただし実物を手に取れないため、商品情報で素材やサイズをしっかり確認してから購入することが大切です

法事や法要でも同じハンカチが使える?

葬儀以外の場面でも、同じハンカチが使えるのか気になるところです

法事や法要での使い方について見ていきましょう

1. 基本的には同じものでOK

法事や法要でも、葬儀と同じハンカチを使って問題ありません

白色や黒色の無地、または控えめなレースや刺繍のものを選ぶという基本は同じです。素材も綿、麻、ポリエステルを選べば失礼にあたりません

2. グレーや紺色も許容される

法事や法要は葬儀ほどマナーに厳しくないため、色の選択肢が少し広がります

白色や黒色以外に、地味なグレーや濃紺のハンカチでもマナー違反にはなりません。喪服もダークスーツなど略礼喪服でよいとされるため、ハンカチも同様に考えられているのです

デザインも、控えめなものであれば許容される範囲が広いようです

3. 派手な色や光沢は避ける

法事や法要でも、派手な色や光沢のあるハンカチは避けるべきです

原色や華美なデザインのものは、やはりふさわしくありません。故人を偲ぶ場であることに変わりはないため、落ち着いた色と控えめなデザインを心がけることが大切です

三回忌以降の法要でも、この基本は守った方がよいでしょう

急な葬儀で困らないために準備しておきたいこと

訃報は突然やってきます

慌てないために、日頃から準備しておくと安心です

1. 白いハンカチを一枚用意しておく

社会人になったら、冠婚葬祭用の白いハンカチを一枚持っておくことをおすすめします

急な訃報があっても、すぐに対応できます。喪服と一緒に保管しておけば、忘れる心配もありません

普段ハンカチを持ち歩く習慣がない人でも、葬儀用の一枚は準備しておくとよいでしょう

2. 慶弔どちらでも使える白が便利

白いハンカチは、葬儀だけでなく結婚式でも使えます

冠婚葬祭どちらにも対応できるので、一枚持っていると非常に便利です。黒いハンカチは結婚式では使えないため、白を選んでおく方が汎用性が高いといえます

無地でフォーマルな印象のあるものを選ぶとよいでしょう

3. アイロンをかけてシワを取っておく

ハンカチにシワがあると、だらしない印象を与えてしまいます

特に綿や麻の素材はシワがつきやすいため、使う前には必ずアイロンをかけておくことが大切です。保管する際も、きちんとたたんでシワにならないようにしておきましょう

いざというときに慌てないよう、日頃から状態をチェックしておくと安心です

まとめ

葬儀用のハンカチは、白色か黒色の無地を選ぶのが基本です

控えめなレースや刺繍なら許容されますが、ラメやラインストーンといった光る装飾は避けましょう。素材は綿、麻、ポリエステルが適していて、シルクやタオル地は基本的に避けた方が無難です

一枚持っておくと、急な訃報にも慌てずに対応できます。故人との最後のお別れの場で、失礼のないよう心がけたいものです

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