終活の知識

ダイソーのもしもノートの中身は?内容の特徴と他者ノートとの違いを比較!

終活のトリセツ

「終活を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。高価なエンディングノートを買うのは少し勇気がいるし、続けられるかどうかも不安ですよね。そんなときに注目したいのが、ダイソーで販売されている「もしもノート」です。

このノートは、1冊110円という手軽な価格ながら、人生の大切な情報を整理できる内容になっています。5種類に分かれているので必要な項目だけ選べるのも嬉しいポイントです。今回は、ダイソーの「もしもノート」の中身を詳しく見ながら、他社のノートとの違いも比較して解説します。

ダイソーの「もしもノート」とは?

ダイソーの「もしもノート」は、終活や情報整理を気軽に始められるよう工夫されたノートです。全5種類に分かれていて、自分の状況に合わせて必要なものだけを選んで使えます。

1. 全5種類に分かれたテーマ別ノート

ダイソーの「もしもノート」は、「じぶんノート」「おかねノート」「けんこうノート」「つたえたいノート」「かぞくノート」の5冊で構成されています。一般的なエンディングノートが1冊にすべてを詰め込んでいるのに対し、テーマごとに分冊されているのが大きな特徴です。

この分け方は思った以上に便利です。たとえば、お金のことだけ整理したいときは「おかねノート」だけ、健康面だけなら「けんこうノート」だけを使えます。すべてを完璧に書こうとして挫折するよりも、必要な部分から少しずつ始められるのです。

店舗によっては「うちの子ノート」や「おつきあいれんらくノート」という名称で販売されている場合もあります。取り扱い状況は店舗によって異なるので、いくつかのダイソーを回ってみるのもいいかもしれません。

2. A5サイズで110円というお手頃価格

各ノートはA5サイズ(14.8cm×21cm×0.3cm)で、価格は1冊110円(税込)です。一般的なエンディングノートの相場が1,000円から2,000円程度であることを考えると、圧倒的な安さといえます。

5冊すべて揃えても550円程度で済むのは本当に助かります。もし書き間違えたり、数年後に情報が変わったりしても、気軽に買い直せる価格です。高価なノートだと「失敗したくない」というプレッシャーがありますが、この価格なら気負わずに書き始められます。

持ち運びにも便利なサイズなので、病院に行くときに「けんこうノート」だけ持っていくといった使い方もできます。バッグに入れてもかさばらないのが嬉しいポイントです。

3. 16枚と薄めだけど必要な項目は網羅されている

各ノートは16枚という薄さですが、基本的な項目はしっかり網羅されています。厚いノートを見ると「こんなに書くのか」と気が重くなることもありますが、この薄さなら「これくらいなら書けそう」と思えるはずです。

厚さわずか3ミリというコンパクトさながら、記入すべき情報は整理されています。空欄が多いノートよりも、必要な項目だけに絞られているほうが実際には使いやすいものです。書く量が多すぎて途中で諦めてしまうよりも、まずは完成させることが大切ではないでしょうか。

「じぶんノート」には何が書ける?

「じぶんノート」は、自分自身のプロフィールや日常生活について記録するノートです。自分のことを振り返りながら整理できる内容になっています。

1. プロフィールやマイ・ヒストリー

「じぶんノート」には、氏名、生年月日、血液型といった基本情報から、生まれた場所や育った環境などのマイ・ヒストリーを記入する欄があります。自分の人生を振り返る良い機会になるはずです。

記入項目は全部で24個あり、100均のエンディングノートとしては充実した内容です。学歴や職歴、結婚記念日といった人生の節目も記録できます。子どもや孫に自分のことを知ってもらうきっかけにもなりますし、自分自身の記憶を整理する助けにもなります。

思い出を言葉にするのは意外と難しいものです。でも、項目に沿って書いていけば自然と形になっていきます。後で家族が読んだときに「こんな人生を歩んできたんだ」と理解してもらえるでしょう。

2. 毎日のルーティンやお気に入りのもの

日々の習慣や好きなもの、趣味についても記入できます。たとえば「朝はコーヒーを飲む」「週末はガーデニングをする」といった日常のルーティンです。

こうした情報は意外と重要です。もし自分が入院したり介護が必要になったりしたとき、家族が「普段どんな生活をしていたのか」を知っていれば、よりその人らしい環境を整えてあげられます。好きな食べ物や嫌いなもの、大切にしているものなども書いておくと役立ちます。

「こんなことまで書く必要があるの?」と思うかもしれませんが、日常の些細なことこそ、いざというときに知りたい情報だったりします。自分らしさを伝える大切な記録になるはずです。

3. ライフラインやクレジットカード情報

電気、ガス、水道といったライフラインの契約情報や、使っているクレジットカードについても記入欄があります。これは家族にとって本当に助かる情報です。

もしものときに、どこと契約しているのかわからないと手続きが大変です。特にクレジットカードは何枚持っているかを家族が把握していないことも多いでしょう。定期的に支払いが発生するサブスクリプションサービスなども書いておくと安心です。

パスワードまで書くかどうかは慎重に判断する必要があります。でも、せめてどんなサービスを使っているかだけでも記録しておけば、家族が解約手続きをするときの手がかりになります。

4. もしものときの意思表示

延命治療についての希望や、どこで最期を迎えたいかといった意思表示も記入できます。これは本人も家族も考えておくべき大切なテーマです。

元気なうちに自分の考えを書き残しておけば、いざというときに家族が迷わずに済みます。「本人ならどう望んだだろう」と悩む必要がなくなるのです。臓器提供や献体についての意思も記入できるようになっています。

こうした話題は避けがちですが、だからこそ書面に残す意味があります。家族に負担をかけないためにも、自分の考えを整理して伝えておくことは思いやりではないでしょうか。

「おかねノート」で管理できる資産情報とは?

「おかねノート」は、お金に関する情報をまとめて管理できるノートです。財産の把握や相続の準備にも役立ちます。

1. 銀行口座や保険の記録欄

銀行口座の情報(銀行名、支店名、口座番号など)や、加入している保険について記入できます。複数の銀行に口座を持っている場合、すべてを一覧できるのは便利です。

家族が知らない口座があると、相続のときに大変です。休眠口座になってしまう可能性もあります。保険も同様で、どんな保険に入っているのか、受取人は誰なのかを書いておけば、手続きがスムーズになります。

通帳や印鑑の保管場所も書いておくと親切です。ただし、セキュリティには注意が必要なので、暗証番号までは書かないほうが安全かもしれません。必要な情報と慎重に扱うべき情報のバランスを考えましょう。

2. 年金やマイホーム、ローンについて

年金の種類や受給状況、不動産の情報、ローンの有無なども記入できます。特に不動産は重要な資産ですから、登記情報や権利証の保管場所を書いておくと良いでしょう。

住宅ローンや車のローンなど、負債についても記録しておくことが大切です。相続では資産だけでなく負債も引き継がれるため、家族が全体像を把握できるようにしておく必要があります。

年金については、基礎年金番号や加入期間などを書いておくと、将来的に役立ちます。マイホームを持っている方は、固定資産税の納付状況なども記録しておくと安心です。

3. コレクションや緊急時のお金の扱い

趣味で集めているコレクションや貴重品についても記入欄があります。これは意外と見落とされがちな項目です。

切手や骨董品、宝石など、本人にとっては価値があるものでも、家族がその価値を知らなければ処分されてしまうこともあります。「これは大切にしてほしい」「これは売却してもいい」といった意思を書いておけば、家族も判断しやすくなります。

緊急時に必要なお金の準備についても触れられています。葬儀費用や当面の生活費として、どこにいくら用意してあるかを書いておくと、残された家族が慌てずに済みます。

「けんこうノート」の内容と活用場面

「けんこうノート」は、健康や医療に関する情報を記録するノートです。病院に行くときに持参すると役立つ内容になっています。

1. 生活習慣や検診履歴を記録できる

日々の生活習慣(運動、食事、睡眠など)や、健康診断の結果を記録できます。自分の健康状態を把握するのに便利です。

検診で指摘されたことや数値の変化を記録しておけば、健康管理に役立ちます。「去年より血圧が上がっている」「体重が増えてきた」といった変化に気づきやすくなるでしょう。

定期的に受けている検診の種類や受診時期も書いておくと、うっかり忘れることを防げます。自分の体と向き合うきっかけにもなるノートです。

2. 既往歴やお薬の情報も整理できる

これまでにかかった病気や手術の履歴、現在服用している薬について記入できます。これは医療機関で必ず聞かれる情報です。

初めての病院に行くときや救急搬送されたときなど、既往歴を正確に伝えられるかどうかは重要です。アレルギーの有無や過去の副作用についても書いておけば、安全な治療につながります。

お薬手帳と併用すると、さらに詳しい記録が残せます。かかりつけ医や普段通っている病院の情報も書いておくと、家族が連絡を取りやすくなります。

3. 介護や治療についての希望を書き残せる

将来、介護が必要になったときの希望や、受けたい治療・受けたくない治療についても記入できます。これは「じぶんノート」とも関連する内容です。

「自宅で介護を受けたい」「施設を利用したい」といった希望を書いておけば、家族が方針を決めやすくなります。治療方針についても、延命措置を望むかどうかなど、元気なうちに考えを整理しておくことが大切です。

こうした希望は時間とともに変わることもあります。だからこそ、安価なノートで定期的に見直せるのは利点です。年に一度、誕生日などに見直す習慣をつけると良いかもしれません。

「つたえたいノート」と「かぞくノート」の役割

残りの2冊は、家族や大切な人との関係性を記録するノートです。人とのつながりを整理できる内容になっています。

1. 家族へのメッセージを残す「つたえたいノート」

「つたえたいノート」は、家族や友人へのメッセージを書き残すためのノートです。感謝の気持ちや伝えたいことを自由に書けます。

普段は照れくさくて言えないことも、ノートなら素直に書けるかもしれません。「ありがとう」「大切に思っている」といった言葉は、残された人にとって大きな支えになります。

葬儀やお墓についての希望も書いておけます。どんな形で見送ってほしいか、遺品の扱いはどうしてほしいかなど、具体的な希望を伝えられます。

2. 連絡先や家系図が書ける「かぞくノート」

「かぞくノート」には、家族や親戚の連絡先、家系図などを記入できます。親戚づきあいの記録としても役立ちます。

特に高齢になると、親戚の連絡先を知っているのは本人だけということもあります。もしものときに誰に連絡すればいいのか、家族が困らないよう書き残しておくと親切です。

家系図を書くのは意外と楽しい作業です。自分のルーツを確認したり、子どもや孫に家族の歴史を伝えたりするのに役立ちます。

3. 贈答記録や冠婚葬祭の日付も記録可能

お中元やお歳暮をやり取りしている相手、冠婚葬祭でお付き合いのある方などの記録も残せます。これは地味ながら重要な情報です。

誰にいくら包んだか、逆にいくらいただいたかといった記録は、後々のお付き合いで参考になります。特に香典返しなどは、過去の記録があると適切な対応ができます。

年賀状のやり取りをしている相手のリストなども書いておくと、家族が年賀状じまいをするときに役立ちます。人間関係の整理にもつながるノートです。

ダイソーの「もしもノート」と他社ノートの違いは?

ダイソー以外にも100均でエンディングノートが販売されています。それぞれの違いを見てみましょう。

1. セリア・キャンドゥは1冊タイプで項目が少なめ

セリアやキャンドゥでも110円でエンディングノートが販売されていますが、ダイソーと違って1冊にまとまっています。項目数はダイソーの「じぶんノート」が24項目なのに対し、セリア・キャンドゥは14項目程度です。

1冊にまとまっているほうが管理しやすいと感じる方もいるでしょう。逆に、必要な項目だけ選びたいならダイソーの分冊タイプが便利です。どちらが良いかは使う人の好み次第です。

セリア・キャンドゥのノートもシンプルで初心者には書きやすい内容になっています。ダイソーとセリアの両方を見比べて、自分に合うほうを選ぶのが良いかもしれません。

2. ダイソーには「もしもに備えるエンディングノート」もある

実はダイソーには「もしもノート」シリーズとは別に、「もしもに備えるエンディングノート」という1冊タイプの商品もあります。こちらも110円で販売されています。

1冊にまとまっているので、全体を通して記入したい方にはこちらが向いています。専門家による監修がついているという点も特徴です。ただし、店舗によって取り扱い状況が異なるため、見つけにくい場合もあります。

「もしもノート」シリーズと「もしもに備えるエンディングノート」、どちらもダイソーの商品ですが、使い勝手が異なります。店頭で両方見かけたら、中身を確認して選ぶと良いでしょう。

3. コクヨや無印などの市販品と比べた特徴

市販のエンディングノートは1,000円から2,000円程度が相場で、内容も充実しています。コクヨの「もしもの時に役立つノート」や無印良品のノートなどが有名です。

市販品は項目が細かく、説明も丁寧です。法的な知識が必要な部分には解説がついていることも多く、初めてでも安心して書き進められます。一方、項目が多すぎて圧倒されてしまう人もいるかもしれません。

ダイソーのノートは項目が絞られている分、気軽に始められます。「まずはお試しで書いてみたい」という方にはちょうど良いボリュームです。本格的に取り組みたくなったら、後から市販品に移行するという使い方もできます。

どんな人にダイソーの「もしもノート」は向いている?

ダイソーの「もしもノート」が特に役立つのはどんな人でしょうか。具体的に見ていきます。

1. 終活を気軽に始めたい方

「終活に興味はあるけれど、何から始めればいいかわからない」という方に最適です。110円という価格なら、試してみるハードルが低いでしょう。

高価なノートを買って「ちゃんと書かなきゃ」とプレッシャーを感じるより、安価なノートで気楽に始めるほうが続きやすいものです。書いてみて「自分には合わないな」と思っても、経済的な損失は小さくて済みます。

年齢に関係なく、若い世代でも使えます。20代や30代でも、自分の情報を整理しておくと便利です。終活というと高齢者向けのイメージがありますが、実際には誰にでも役立つ内容です。

2. 必要な項目だけ選んで使いたい方

5冊に分かれているので、必要なものだけ購入できるのが利点です。たとえば「健康管理だけしたい」なら「けんこうノート」だけ買えば良いのです。

すべての項目を埋める必要がないというのは、心理的に楽です。自分に関係のない項目が多いと、それだけで書く気が失せてしまうこともあります。自分に必要な情報だけに集中できるのは、分冊型の大きなメリットです。

後から「やっぱりこれも必要だな」と思ったら、追加で買い足せます。少しずつ揃えていく楽しみもあるかもしれません。

3. 家族に情報を残しておきたい若い世代にも

終活というと高齢者のイメージが強いですが、実は若い世代にも便利です。もしものときに備えて、家族が困らない情報を残しておくのは年齢に関係なく大切なことです。

特に一人暮らしをしている方や、結婚して新しい家庭を持った方などは、自分の情報を整理しておく良い機会になります。銀行口座やクレジットカード、サブスクリプションサービスなど、意外と家族が把握していない情報は多いものです。

事故や病気は予測できません。若いからこそ、元気なうちに情報を整理しておく意味があるのではないでしょうか。

「もしもノート」を書くときのポイント

実際に書き始めるときに意識したいポイントをいくつか紹介します。完璧を目指さず、できるところから始めましょう。

1. 書きやすい項目から始める

最初のページから順番に書く必要はありません。自分が書きやすい項目、すぐに情報がわかる項目から埋めていくのがコツです。

たとえば、銀行口座の情報は通帳を見ればすぐに書けます。一方、人生の振り返りや家族へのメッセージなどは時間がかかるかもしれません。まずは簡単な項目から始めて、書く習慣をつけることが大切です。

書けない項目があっても気にしないことです。「後で書こう」と思ったら空欄のままで構いません。少しずつ埋めていく過程を楽しむくらいの気持ちが良いでしょう。

2. 家族が困らない情報を優先して記入する

すべての項目を埋めようとするのではなく、「家族が本当に知りたい情報」を優先しましょう。特に重要なのは、お金、健康、連絡先の3つです。

銀行口座や保険の情報、持病やアレルギー、緊急時の連絡先などは、もしものときに必ず必要になります。これらを優先的に記入しておけば、万が一のときに家族が助かります。

逆に、趣味や好きなものといった項目は、余裕があれば書けば良いという程度です。優先順位をつけて、大事なことから書いていくのが賢い使い方です。

3. 定期的に見直して更新する習慣をつける

一度書いたら終わりではなく、定期的に見直すことが大切です。銀行口座を変更したり、引っ越したり、新しい保険に入ったりと、情報は変わっていくものです。

年に一度、誕生日や年末年始など、タイミングを決めて見直すと良いでしょう。110円という価格なら、数年ごとに新しいノートに書き直すことも気軽にできます。

情報が古いままだと、せっかく書いても役に立たないこともあります。更新しやすい仕組みを作っておくことが、長く使い続けるコツです。

まとめ

ダイソーの「もしもノート」は、終活を気軽に始めたい方にぴったりの選択肢です。110円という手頃な価格と、5種類に分かれた使いやすさが大きな魅力といえます。書くことで自分の人生を振り返るきっかけにもなりますし、家族に情報を残すという実用的な役割も果たしてくれます。

終活というと少し重く感じるかもしれませんが、実際には自分らしく生きるための整理整頓です。完璧を目指さず、できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。ノートを書く過程で、自分が大切にしたいことや、これからどう過ごしたいかが見えてくるかもしれません。

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